元禄年間創業、筑後で最も古い若竹屋酒造場。300年の時を刻む元禄蔵の土壁と大梁の空間が、その歴史を物語っています。麹の香り漂い、夏もひやりとするその空間の中で、若竹屋のお酒を全種類試飲することができるのはうれしいこと。酒瓶に混じって試飲できるのは、仕込みに使われる地下水で、その耳納連山の伏流水の美味しさは、まさに酒造りの原点です。。
その元禄蔵の戸をくぐると、紅葉美しい中庭から、食事処和くら野の店内が見渡せます。こちらも200年を超す古民家で、欅の一枚板のテーブルや、さりげなく飾られた山野草、四季折々の調度品など、十三代目林田伝兵衛さんの奥さまの安世さんの感性が感じられます。ガラス越しの自然光さし、思わず時の経つのを忘れるほど以後事のいいその空間では、旬の素材をつかった蔵料理がいただけます。
料理長は齢75歳ながら、もともと杜氏や蔵子さんたちのまかないをつくっていたというその料理は、素朴さの中に、気品とあたたかみがあり、何よりも日本酒に寄り添うような深い味わい。素材の味が際立つ汲み上げ豆腐や、やわらかな山女魚の甘露煮、地鶏の赤ワイン煮と、組み合わせが和の食にとどまらない創作心で、日本酒の新たな楽しみ方に気づかされます。遠路はるばる足を運ぶお客さまも多い、田主丸の名店です。
営業時間/11:30〜16:00 定休日/水曜 住所/福岡県久留米市田主丸町田主丸706 TEL/0943-72-1481