昔は、造酒屋だったといわれる鹿毛酒店。今は、昔の面影を残した販売店で、お酒を配達し、角打ちのマスターとして毎日お店にでています。「こんにちわ!」と引き戸を開けると、まず目に飛び込むのは、大きなカウンター。ここで、お正月休みを除く毎日、角打ちのお客様のために店を開けています。「いや、実は」うちは、結構古いんですよ」と鹿毛由美さん。大正に創業された造酒屋で、「澤波」という商標で日本酒を造っていました。ずっしり、その思い出は鹿毛さんの胸のなかに秘められているのでしょう。その木箱を大事そうにさすり、なつかしい顔をなさいます。